トレーニング・ボディメイクブログ

ダイエットとホルモンの関係
-2.イリシン-

近年、白色脂肪細胞の褐色脂肪化に関与するとされるマイオカイン : Irisin(以下、イリシン)が発見され、注目されています。

脂肪細胞には大きく分けて2つの種類があり、
ひとつは「中性脂肪を溜め込む」"白色脂肪細胞"
もうひとつは脂肪を取り込んで「熱エネルギーとして消費する」
"褐色脂肪細胞"
です。

この二つの細胞の比率には個人差があり、
中性脂肪が多い方には「白色脂肪細胞」が多く存在していることになります。

なぜ「イリシン」という物質が注目されているのか、、、
それは中性脂肪を溜め込む、「白色脂肪細胞」を
エネルギーとして消費してくれる「褐色脂肪細胞」へと変換
してくれるからなんです。

ダイエットにおいて、脂肪を燃焼したい人はいても、脂肪を残したいなんて人はいないと思いますので、"ダイエットには欠かせない"ホルモンです。

褐色脂肪細胞がどのような機序で脂肪をエネルギーにするのか、詳細は今回割愛しますが、
簡単にいうと
・「”寒冷”刺激による熱産生」
・「”運動"によるミトコンドリア合成とエネルギー代謝に関連した因子の発現に関与する」
つまり"寒冷刺激"と”運動刺激”が引き金となります。


上記の刺激が骨格筋よりイリシンと呼ばれるタンパク質(ペプチド)の産生と放出を促進し、
皮下脂肪中に存在する脂肪細胞を褐色脂肪細胞に分化させてエネルギー消費量を増加させること
が報告されました。


それではこのイリシンは"どのような運動刺激"により産生されやすいのか?有効なのか?
それは、、、

「有酸素運動」

イリシン産生の際に重要となる物質(PGC1aという)があるのですが、
それが多く発現するのが"Ⅰ型"と"ⅡA型"の「遅筋繊維」といわれる
持久系の骨格筋となります。

有酸素運動により「遅筋繊維」を刺激し、
PGC1aが多く発現されれば、イリシンも多く産生され、
白色脂肪細胞の褐色脂肪細胞化が起こり、
脂肪が燃焼されます。

注意点としては、
PGC1aは骨格筋における分岐鎖アミノ酸代謝(異化、簡単にいうと分解)を促進する
ことが報告されており、
これは筋肉が分解されてしまうことを意味します。
やり過ぎには注意です。。。

そのため、有酸素運動を行う際にはBCAAなどを摂取し、
骨格筋からのアミノ酸の代謝を防止することが大切と考えられます。(これは私見です)

有酸素運動と並行して、
筋肥大を目的としたトレーニングを行う
ことも大切かと思われます。

また、某運動系の雑誌では
トレッドミル(ランニングマシーン)でのフラット走よりも"ダウンヒル(くだり坂)"
の方がイリシンの分泌量が多かったと書いてありました。

フラットと比較するとダウンヒルの方が、骨格筋の収縮も大きくなるため、
平地歩行などの簡単な有酸素運動よりは、アップダウンのあるような運動の方が良いと思われます。(これも私見です)

上記を考慮すると
有酸素運動に限らず、筋力トレーニングでもより高いダイエット効果を出すことができると考えられます。
そのためには
セオリー通りの筋トレではなく、、、少し工夫したメニューも必要かと思われます。
気になる方は是非 BE FITのパーソナルトレーニングにお申し込みください!!


ということで、
今回は骨格筋より分泌される「イリシン」について情報を整理してみました。

次回は筋肉のサイズアップ(筋肥大)に関与する
「IGF-1」というホルモンについて解説します。


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